ポケモンGOの先にあるもの
世間を騒がせているポケモンGO
公式サイトブログ
Googleから派生したNaianticという米国企業、任天堂、株式会社ポケモンの合作となります。
世間の(やっていない方の)おおむねの評価
自分も言われましたがw、まずこれですね。いい年してゲームで騒ぐな、というものです。こちら、漫画、アニメ等々色々なもので言われつくしている感があります。
最近はいい年してスマホゲームに夢中の方も多いのでなんとも言えないものがあります。夢中かどうかはさておき、ツムツムなんて1年以上ぽつぽつやっている人はそこら中にいるのではないでしょうか。
次はこれです。都内では異様な光景になっているようですね。歩きスマホしてる人がいっぱいわいてる迷惑なゲーム、というイメージもあります。運転中にゲームするような言語道断の輩がいますと、不安にもなります。
ニュースで取り上げられているのは概ねこういった傾向ですが、違う視点もあります。
何万という人間を外に、スポットに連れ出したゲーム
今まで動いていなかった人間を動かした、という意味で非常に象徴的な現象です。移動の電車賃、コンビニでの飲み物、食事代等々、経済効果はすさまじいものがあるでしょう。当然こんな状態が続くわけがありませんが、1000万人を超える人間がすでにダウンロードしています。一部はハマり、残り続け、新たなステージが見えてくる可能性は大いにあります。
当然、ポケモンのためだけに観光地でスマホ歩きして人に迷惑をかける人もいれば、出かけた先で新たに趣味に目覚める人もいるでしょう。久々に自転車に乗って自転車にはまる人もいるかもしれません。
大規模な社会実験
このゲームでは、開始時に年齢性別を入力するようになっています。さらにGoogleアカウントと連動している人も多いと思います。ということは1000万の人間(年齢付き)が移動する位置情報をNaiantic≒Google(Alphabet)は手に入れた、ということです。※今までも収集していますが、非常にユーザーは増えたことでしょう。このゲームのために位置情報をONにして、ゲームに飽きてもそのまま、という人もいるでしょう。機種変更まで永久に収集できます。
ミクロな視点、マクロな視点
Googleの中の天才たちがそのビックデータを活用して誰も考えなかったものを思いつく日も近いでしょう。人工知能で分析するかもしれません。もはやSFの世界です。恐ろしい…
全然関係ありませんが、飲酒運転の死亡事故件数は平成25年度で238件です。だから酒を売るな、車を売るな、とならないように、ポケモンGOで事故が起ころうが死者が出ようがスマホを売るな、ゲームを売るな、とはならないでしょう。あとは歩きスマホにイライラするかもしれませんね。
狂想曲が終わったあとに、どんな状況が待っているか楽しみです。